ガエルネのトライアルブーツ バランス4を1年間履いてみた
昨年の3月にガエルネのトライアルブーツ「バランス4」を買って、1年間ほど履いてみた感想など。
その前にまず、なぜバランス4なのか?という点から。モタードに乗ってるんだからオレも人並みにオフ系ブーツが欲しいなんて思って、バイク用品店まで行って試着してみると足首がまったく曲がらない。
自宅に戻ってから調べてみると、どうやらオフブーツというのはそういうものらしい。オフロードでガチャガチャやってもダメージを負わないように、足首をガッチガチにしてあるんだとか。
やー、それにしてもオレにはムリだわー。シフト操作も「かき上げるように」なんて言われてるし。そもそもオフロードにはまったく行かないだろうし。
つま先の厚さも気になった。見るからに頑丈そうなんだけど、どう見てもコレ、シフトペダルの下に入らなそうなつま先だわ。
で、目をつけたのがオフブーツよりも柔らかそうなトライアルブーツ。
バックルやプロテクター装備でオフっぽいけど、足首は普通に曲がるらしい。とくにガエルネのバランス4は足首が柔かく作られていると。というわけで再び用品店まで行ってバランス4を試着してみると、確かに違和感がない。足首も曲がるし意外と軽い。じゃあコレにしよう、というのがバランス4を選んだ理由。
上の写真はお店で試着してみたときのもの。ガチのオフブーツに比べると筒丈は短いけど、見た目は悪くない。つま先もそれほど厚くないので、シフトペダルの角度を変える必要はない。
バランス4を履いてみて驚いたのは、履いた瞬間から馴染むこと。それまでワークブーツで乗っていたオレには違和感がまるでない。足首は曲がるし、シフトも特別な操作ではなく普通にできる。
それと真冬の寒い時期に暖かい。これは予想外だったが当たり前のことか。以前はジーンズの裾から冷たい風がビュービュー入ってきてたのが、ブーツインの状態では足元が寒くない。むしろ暖かい。
上の写真は右ブーツのエンジン側(内側)を写したもの。クラッチカバーのボルトとブーツのシワになった箇所が触れて、かなり早い段階でいたみ始めた。白いブーツということもあって目立つけど、これは仕方ないのかもしれない。
そうは言っても、このままにしておくのもイヤなので、どうにか対策をしようと思っている。キズの上から合皮を貼るとか、防水性・伸縮性のある接着剤のようなもの、たとえば浴室用のコーキング材を塗るとか。
総合的にはこのブーツをすごく気に入っている。硬いブーツでは履かなくなってただろうし、街乗りにはこれくらいのライトが感じがありがたい。
モタードやオフ車に乗る人はこういったオフ系装備に惹かれると思うが、一度でいいからこのバランス4も履いてみて欲しいと思う。