スズキ 250SB用のマフラーを磨いた(2回目)
愛車のスズキ 250SBに装着してるdevilのスリップオンサイレンサーと、純正のエキパイを磨いた。期間は約2ヶ月間。今回は磨きのほか、サイレンサーのカーボン部分のクリア塗装も行ったので、写真アンド写真たまに説明文でその模様を記録しておく。
今回磨いた純正のエキパイと、磨き用ツール一式。ツールで実際に使ったのは缶に入ったピカールネリと写真左上の電動リューター。写真には写っていないが、この他にdevilのスリップオンサイレンサーも。
エキパイはステンレス製。見ての通り、全体的に熱による「ヤケ」がある。とくに高温になるエンジン側のヤケがキツイ。
モチベーションを保つためにヤケのキツい箇所から磨き始めた。ヤケがある以外、キズや凹みはないので磨くと美しく輝く。
磨きやすい部分は基本的に手磨き。上の写真ではエキパイのサイレンサー側に汚れがあるが、これはたぶん熱で溶けたバイクカバーかなにかだと思う。コレは注意深くカッターを使ってこそげ落とし、やはりピカールネリでひたすら磨いた。
サイレンサーとの接合部分。ココは目に付く箇所なのでとくにキレイにしたいところ。だが、溶接跡の周りが手磨きしにくく、リューターに頑張ってもらった。
手磨きとリューターで頑張った成果。美しい。
写真の右下に見えるのはフランジを固定しているマスキングテープ。こうしておくことで、磨いている最中にフランジがエキパイを傷つけるのを予防できる。
スリップオンサイレンサーの磨きに入った。こちらもキズや凹みはないが、熱によるヤケが目立つ。エキパイと比べて径が太く、形も複雑なので磨きにくい。リューターがあって助かった。そしてこの写真でも分かるが、カーボンのツヤがない。
こちらはエキパイとの接合部分。
サイレンサーはこれで仕上がりとした。実のところ、上の写真の箇所はサイドカバーに隠れてほぼ見えなくなる。それでも磨きたくなるのが人の性(さが)。
カーボン部分がかなりヤレていたので再塗装を決意。前回のメンテナンスでは耐熱クリアを使ったが、このサイレンサーはたいして表面温度が上がらないので、今回はクルマのボディ用のラッカースプレーを使うことにした。上の写真は水研ぎ後のサイレンサー。この状態で1週間、屋外で自然乾燥させた。
ダンボール箱で簡易的な塗装ブースを作った。マスキングも完了。
捨て吹きでいきなりタレる。
とりあえず一回目のクリア塗装を終えて乾燥工程。1週間放置。
2回目のクリア塗装に向けて水研ぎ。
そして2回目のクリア塗装。前回、縦置きでタレたので今回は横置きでクリアを吹く。
2回目の乾燥工程。また1週間。
2回目の乾燥を終えてまた水研ぎ。
研磨剤でクリア部分を磨く。今回は「White Diamond」という、おもにアルミニウム用の研磨剤を使った。塗料は柔らかいのですぐにツヤが出始める。
このサイレンサーは品質としてはそれほど良くない。カーボン部分に巣穴があり、これはクリア塗装でも埋めることができなかった。次回への課題。
車両への取付。
炒めた玉ねぎみたいな色だったエキパイもシルバーに。
悪くない。
devilのマフラーと純正エキパイを磨いている2ヶ月間は、前回磨いたスーパートラップのフルエキを装着していた。それと比べるとdevilと純正エキパイの組み合わせは音質もよく、適度にエンジンブレーキも効くので乗っていて楽しい。